引っ越しに伴い、発症半年ほどで病院を変えました。
バセドウ病を発症してすぐは甲状腺の数値も急激に下がりましたが、半年ごろからはあまり変化が見られなくなっていていました。依然として妊娠の許可は出ませんでした。
新たな病院に通いだし、何度も妊娠の時期について確認をしていました。
ある時、先生に「早期の妊娠を望むのであれば手術を受けてみてはどうか」と提案を受けました。
今まで手術を受けたことのない私はその提案に簡単に返事をすることができませんでした。先生は「手術のできる病院に紹介状を書くから話だけでも聞いてみたら」と提案してくれました。
前の病院では半年から2年を目安にと言われていましたが、その2年は「2年で治る」という意味ではなく「2年経っても寛解しなければ別の方法を考えようね」という意味合いだということも説明されました。
私の早ければ半年で寛解の考えは甘く、先生にも「正直に言うと、現状は数値の変化は緩やかになってきていて、あまり良いとは言えない」とも言われました。
自宅に帰り受診の結果を話すと、旦那さんは「受けてもいいんじゃない?」とあっさり言いました。
多分、私が怖いけど手術を受けたいと思っているのをわかってくれていたんだと思います(笑)
私も正直、誰かに背中を押してもらいたかったんだと思います。
手術は首元に大きな傷も残るし、怖い気持ちもありましたが、何よりも妊娠に対しても気持ちが強かったので話を聞きに行くことにしました。
病院は家からは車で1時間弱のところにありました。
外科の先生に話を聞くと「バセドウ病で手術療法を選択する人はかなり少ないし、首に大きな傷も残る。手術中に声を出すための神経を傷つけてしまう可能性もある。」と言われました。それでも手術の意思が固かったので受ける意思を伝えました。
手術の相談をしてからは何回か受診と検査をし、あっという間に日程が決まりました。
入院は手術前日から1週間程度、仕事を休むのは退院後1週間ほどで可能とのことでした。
不安は大きかったですが、それ以上に期待もありました。
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